「あそこの夫婦、最近離婚したんだってよ」
「あんなにラブラブだったのに何で…」
周りでそんな話、聞きませんか?

スキ同士で結婚したはず…なんでこんなことに…
いまや3組に1組が離婚する時代です。
結婚は恋愛と違い、一生を共にするパートナー選び。
そのため、トキメキや一目ぼれで決めてしまうと失敗するリスクをはらんでいるんですね。
今回は「理性的に(ロジカルに)婚活を進める」ことの重要性と、守るべき3つのルールをご紹介します。
現実的なデータをもとに婚活を行うことで
・離婚や浮気のリスクが減らせる
・長く幸せな結婚生活を送れる
と、結婚してもトキメキや愛に溢れるお相手が見えてくるはず。
守るべき3つのルール

結論から言うと、以下の3つのルールに沿って相手を見極めましょう。
・「スペック」よりも「気の置けない関係」
・「何歳までに結婚!」ではなく「一生一緒にいたい!」
です。順番に解説していきましょう。

え?ドキドキやトキメキが無い相手を選ぶってこと?
そんなの楽しくないじゃん。
それに物差しで相手を測ってるようでワルいよ…

たしかにタイプの人と出会った時のトキメキは楽しいですよね。
でもこれは婚活!自分の一生に関係するビッグイベントです。
決してしくじれない大一番だというのをお忘れなく。
「好きかどうか」よりも「価値観が合うか」
まず1つ目のルールは、価値観が合うかキッチリと見極める事です。
コレをやらずに「運命を感じて」結婚を決め、後悔している友達がいるので事例をもとに解説します。

本人の名誉のため、本名は伏せておきますね。
ノリと勢いで結婚を決めた末路
34歳の恵美さん(仮名)は、婚活パーティーで知り合った男性と3か月でスピード婚しました。
決め手はずばり、顔がカッコよかったことと、気遣いが上手かったこと。
そんなスマートな彼に「運命を感じた」そうです。
そして同棲もせずに、そのまま結婚。
そのため、お金の管理方法や親との距離感など、お互いの価値観に大きな違いがあると結婚後に気付き、1年後には離婚してしまいました。
このように「好き」や「トキメキ」という感情にまかせて突っ走ると、価値観の違いが後から表面化し、夫婦生活にひずみを生んでしまう事が多いんです。
価値観が合うか見ぬくには
理性的な婚活を送るために、以下のことを同棲期間中~籍を入れる前には確認しておきましょう。
- (籍を入れる前に)両親への顔合わせはどうする?
- お金の管理が得意そうなのはどっち?
- もし子どもができたら、時短勤務はどっちがやる?
- 老後はどんな風に過ごしたい?

結婚を考えてるなら、尚更ですね。
おススメしたいタイミングは、同棲を決めた直後!
ここなら新生活のイメージも湧きやすいですし、上手くいかなかったらバツが付く前に別れられます。
将来を共にする相手だからこそ、キチンと向き合うことで“すれ違い”を未然に防げますね。
「スペック」よりも「気の置けない関係」
「婚活ではスペックが大事」とはよく言われますが、自分よりもスペックが高い人は山ほどいます。
それにスペック”だけ”を追い求めるのは、終わりのないマウント合戦になりがちですね。

このスペック競争に自分は果たして勝てるのか?
そもそも勝つ必要があるのか?
ちょっと立ち止まって考えてみてください。
ましてや相手にもスペックを求めだすと悲惨なことになりがちです。
スペック重視の落とし穴
36歳の浩一さん(仮名)は、自分の理想の条件を決して曲げずに婚活をしていました。
上場企業のグループ会社に勤めていてプライドが高く、相手に求める条件は
・大卒
・実家が資産家
など、いわゆるハイスペック女性にターゲットを絞っていたのです。
運良くそうした条件の女性とマッチングし、猛アタックの末に交際に至ったのですが
意見が衝突してケンカばかり、かといってプライドが邪魔して謝ることも出来ず、あっけなく破局。
浩一さんいわく「条件は良かったけれど、一緒にいても落ち着かず、ストレスばかりだった」と振り返っていました。

そういった女性と付き合えることが
彼のステータスだったのでしょう。
その後、彼はいまだ独身のままです。
「人間性」に注目すべき理由
結婚後に問われるのは、「一緒に過ごす日常が、穏やかで安心できるかどうか」です。
多少収入が高くても、性格が攻撃的だったり、感情の起伏が激しかったりすると、安心できる家庭は築けません。
何回かデートを重ねる中で、以下のような観察ポイントを意識しましょう。
- 店員や年配者への態度に思いやりがあるか?
- ミスやトラブルに対して、冷静に対応できるか?
- 自分と意見が違っても、感情的にならず話し合えるか?

店員さんに横柄な態度をとるような人は
結婚したら自分に同じ態度をとってきます。
しっかり見抜いて切り捨てましょう。
結婚生活は、非日常より“平凡な毎日”の積み重ね。
だからこそ、心地よく穏やかに共に暮らせるかどうかが最も重要な判断軸です。
【ルール3】「何歳までに結婚!」ではなく「一生一緒にいたい!」
婚活をしていると、どうしても「○○歳までに結婚しなきゃ」と考えがちです。
年齢が若い方が成婚率が高く、人気もあるのでそれ自体はいいのですが、結婚を焦って決めるのはおススメしません。
焦りが選択ミスを招く

34歳の由紀さん(仮名)は、「35歳までに結婚しなければ」という焦りから、わずか2回のデートで交際を決意し、出会って半年後にスピード結婚しました。
お相手の方はイケメンで話しも上手く、結婚生活は楽しそうでしたが、しばらくして旦那さんに浪費癖が発覚。

自分の家族カードでお金を使い込まれ、
請求はすべて由紀さんに来たそうです。
旦那さんの給料では返しきれない額だったため、由紀さんも一部は建て替えたそうです。
それが原因で夫婦仲はギクシャクし、話し合いを重ねても改善されず、3年で別居することに。
焦りから“早く決める”ことにこだわると、相手の本質を見誤るリスクが高まります。
時間をかけて相手を観察する
こうした事態を回避するには、やはり時間をかけて「複数のシチュエーション」で相手を見るしかありません。
- 旅行に行ってみる(トラブル対応力が見える)
- 相手の家族や友人と会ってみる(社会性・背景が分かる)
- 相手の忙しい時期に接してみる(ストレス時の対応が見える)
これらは1度のデートやLINEのやり取りでは分からない、本性や生活スタイルを知るための有効な手段です。

御幣を恐れずに言うと、追い込まれた時の”本性”を見ようってことですね。
難しいのは重々分かっていますが、焦りに負けず見極めることで、後悔のない選択をしましょう。
【まとめ】理性を持つことは、未来の自分を守ること

婚活は恋愛と違い、「人生をともに歩むパートナー選び」という大きな賭けでもあります。
だからこそ、感情の盛り上がりに流されず、冷静に相手を見極める「理性」が何より重要です。
この記事で紹介した3つのルールを振り返ると
・「スペック」よりも「気の置けない関係」
・「何歳までに結婚!」ではなく「一生一緒にいたい!」

これらを意識することで、
「結婚後の幸せ」を
見据えた婚活をしていけるはず。
人生100年時代、一緒に過ごす相手を間違えるとけっこう悲惨な目に遭います。
婚活は短距離走ですが、結婚後の生活は長距離マラソン。
ノリと勢いに任せたロマンティックラブより、今と地続きの未来を歩むロジカルラブを意識していきましょう。
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